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■節税対策をする際の注意点
節税対策については、税金を安く抑えることが一番のポイントですが、規定の範囲外となる過度の節税をしてしまうと脱税となってしまう可能性があることに注意が必要です。
その場合、追徴課税やペナルティとしての加算税が課せられることが多く、本来の納税額よりも多い税金を納めることになってしまいます。
また、申告書の記入ミスで修正が必要な場合にも、納期限までに正しい申告書の提出ができなかったとして、延滞税を納めなければならないケースもあります。
これらのことから、脱税にならない適切な節税対策をするのはもちろんのこと、「正しい申告書を作成し、納期限までに提出する」という基本的なことも余分な税金を納めないためにできる節税対策といえます。
節税対策を適切かつ、最大限におこないながら、正しい申告書を作成したい場合には、税務の専門家である税理士に依頼することをおすすめします。報酬が発生してしまいますが、その分、節税対策などによって無駄な税金を納めなくて済むと考えると費用対効果は非常に良いといえるでしょう。
■節税で抑えるべきポイント
節税対策をする上で抑えるべき主なポイントは、
「控除を活用すること」
「損金を増やすこと」
以上の2点です。
特に控除を活用することは節税対策の基本であり、控除対象となるものをしっかり把握し、控除漏れないよう注意しましょう。
また、損金を増やす場合には、損金として計上できるものなのかを正しく調べたうえで、適切な経理処理の下で計上するようにしましょう。ただし、過度に損金を増やしてしまうと資金繰りを圧迫し、資金ショートを引き起こす可能性もあるため、必要な支出を適切なタイミングで計上することも重要です。
上記のことから、節税対策を考えながら税務管理をすることは簡単なことではないといえるため、可能であれば経理と税務のプロである税理士に依頼するようにしましょう。
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