顧問税理士を依頼することに関しては、メリットとデメリットがあり、それぞれを正しく把握したうえで、検討していくことが大事です。顧問税理士を依頼するメリットやデメリットには、次のようなものがあげられます。

■顧問税理士を依頼するメリット
①経理事務の負担を軽減できる。
記帳代行をはじめ、申告書の作成や経理事務に割いていた時間を本業にあてることができます。
経費の面でも、経理事務員を雇う場合と比較した場合、顧問契約料の方が低額なことが多いため、経費削減に繋がります。

②税務調査に対応できる。
税務調査時においては、顧問税理士が税務調査官と対応してくれるため、不利にならない立ち回りができます。

③節税対策ができる。
顧問税理士がいれば、節税対策の提案をしてくれます。
また、税務のプロである税理士に申告書の作成を依頼することで正確で間違いのない申告書を税務署に提出することができます。
結果として、追徴課税や加算税、延滞税などの無駄な税金を納める必要がなくなります。

④税務相談ができる。
税務上の悩みを相談できる上、経営のアドバイスをもらうことができます。
また、税務の規定や法律に変更があった場合も顧問税理士がいれば、最新の情報を手に入れることができます。

■顧問税理士を依頼するデメリット
①依頼費用がかかる。
月額、もしくは年額の顧問料がかかります。
設立したばかりの会社で経費を削減したい場合には、大きな出費となる可能性があります。そのため、事業規模や自社の状況に合わせて費用対効果を検討する必要が重要です。

上記のとおり、顧問税理士を依頼するメリットは多くありますが、反面、デメリットもあるということを忘れてはいけません。顧問税理士と契約することによって得られる自社のメリットとデメリットを天秤にかけ、慎重に検討していきましょう。

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